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キシリトール

キシリトールは天然に存在する五炭糖の糖アルコールで、イチゴやレタスなど多くの野菜や果実中に存在する。工業的には樺の木や椰子の殻から生成され、高価な代用糖である。砂糖と同じくらいの甘さをもち、カロリーは砂糖の約75%である。溶解時に吸熱反応が起こるため、口の中で冷涼感が広がる。湿気を帯びやすいため、保管には注意が必要である。インスリン非依存的に代謝されるため、糖尿病患者の治療には以前より使用されている。また、世界38カ国で食品、医薬品への使用の認可を受けており、安全性においても評価されている。

キシリトールの虫歯予防のメカニズム
@ キシリトールは、ミュータンス菌などの口腔内細菌により発酵されないため、酸が生成されず、PHを5.7以下に下げない。また不溶性のグルカンの生成量を減少させ、歯垢の形成を抑制する。
A 細菌がキシリトールを摂取し、代謝しようするとエネルギーを消耗し、活性が弱まる。
B だ液の分泌を促進することで、口腔内のカルシウムレベルが上昇し、歯面の再石灰化が促進される。
C 他の代替甘味料と違い、継続的に摂取しても口腔内細菌が順応しない。
キシリトールの効果的な摂取方法
キシリトールを虫歯の予防を目的として使用する場合、口腔内に長時間とどめておけるガムやトローチのような形で摂取すると良い。
100%キシリトールを含有したガムの場合、1日3回、食後ブラッング前に一粒噛むことにより、2週間〜一か月で効果がみられる。カリエスリスクが高い人の場合は、毎食後、間食後、就寝前の5回にわたって噛むことがすすめられている。
最も効果的なのは小児の萌出期にキシリトールを摂取することである。また、妊婦が摂取することで、乳幼児への母子感染が抑えられる。
ガムを噛む事でだ液の分泌が促進されるため、高齢者のように口腔内乾燥症の人にもキシリトールガムは有効である。
いずれにしても、歯科医師の指導のもと、長期間正しい用法で使用するのが望ましいとされている。






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