口腔外科というと一般の方が連想するのはどういう治療でしょうか。ここでは、舌小帯(いわゆるつれ舌)の手術、歯根のう胞(歯の根の先にできたのう胞)の手術などについて書きたいと思います。

舌の下、口の中に『細い紐のようなひだ』があって舌がこれで口の中の下顎とつながっていますが、これを舌小帯といい、
これが短いと昔は『哺乳の邪魔になるとか言葉が舌足らずになる』と言い、昔は乳幼児の時に切離するように言われました。
現在でもまれに舌が口の底にくっついていて哺乳に邪魔になりうるくらい短い場合は、外来でその部のみを切離することで哺乳がよくなる乳幼児もいます。極端に短く、哺乳と関係する場合は、外来でその部を、せん刃で切離するだけで、哺乳はよくなる場合もあります。ただ
すべての乳幼児が適応するわけではありません。
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歯ぐきの腫れ・レントゲンで歯の根の先に黒い影が見える・歯の浮き・歯ぐきの痛み・偏頭痛・悪寒・リンパ球の炎症・頬の腫れ・口が大きく開けれず、発熱がある(38度以上)
「歯根のう胞」というのは、虫歯が適切な治療をされずに長いこと放置された場合、膿が溜まり、歯の根の先に袋状にたまっている状態です。レントゲン像で見ると歯の根の周辺が黒く見え、このままの状態が続けば自覚症状はないのですが、体調が悪かったり疲れていたりすると新たな膿が周辺組織にたまってきて、上記のような症状として現われます。
のう胞が小さければ歯の根(歯髄)のたまっている膿を取る治療ができますが、限度があります。進行がひどい場合は、外科的に膿の袋と周囲の悪くなっている組織(歯の根の先の一部も含みます。)を除去します。歯を支えている部分を外科的に取るので、その範囲が大きすぎると抜歯をしなくてはいけなくなります。
このような手術は、大学や大きな病院でなくとも一般歯科医院で行えるものですが、すべての歯科医院で行っているわけではありません。ある程度の経験と知識がないと、歯肉の中に完全に埋まって見えない歯を抜いたりはできません。 |